アナタの働きたい薬局は大丈夫!?おすすめの一人薬剤師の薬局とは!

一人薬剤師の薬局で働きたいと考えている方必見!この記事は一人薬剤師10年以上の経験から、勤め先の薬局を選ぶ際にチェックしたいおすすめポイントを紹介します。実は業務中に自分の時間が作れるかは選ぶ薬局で全然違うんですよ。この記事を読めば、自分に合う薬局を見つける参考になるかも(^^)

目次

おすすめポイント① 2~3店舗ぐらいの複数店舗を経営している会社の薬局

理由
自薬局で調達できない薬が調達可能になることも多い

現在薬の流通が不安定で自薬局で調達できない薬も多くなっています。

多店舗経営していれば他店から薬を調達するなど調達できる可能性が高くなるメリットがあります。

出荷調整された薬など新規で購入できないケースでは、ほんとに頼りになります。

理由
店舗の数が多すぎると、自分よりも上の立場の人間が多くなってくる

自分より上の立場の人間が多くなればなるほど、監視の目が厳しくなりプレッシャーをかけられることになります。

店舗数が少ないと、開設者のすぐ下のポジションが一人薬剤師となりますが、店舗数が多くなると、開設者と一人薬剤師の間のポジションが増えていきます。

例えば、エリアマネージャーの存在です。

地位が低くなるということは、自分の裁量で決められる範囲が狭くなるということです。

結果的に一人薬剤師の最大のメリットである業務中の自由時間が阻害されます

理由
他の薬剤師が会社内にいる

会社内であれば、困ったときに気兼ねなく聞けます。

しかし実際働いてみると意外と聞くことってほとんどないんですよね。

ただ、会社内にいるっていう安心感は大きいですね。休む時にヘルプで入ってくれたりがスムーズです。

\ 困ったときにすぐ聞ける薬剤師がいないと不安と思っている方はこちらどうぞ /

おすすめポイント② 開設者が常時いない薬局

経営者に仕事をちょこちょこ見られたら息が詰まります
自由の妨げ。これが一番問題です。

また、薬局に薬剤師ではない開設者が常時いる場合、その開設者がどうやって生計を立てているかも確認した方が良いでしょう。

というのも、開設者がこの薬局の収入だけで生計を立てている場合、かなりの収益を上げないと厳しいため、施設の処方箋を応需したりしてかなりの処方箋をこなさないといけないと予想されるからです。

まだまだ薬局経営は処方箋受付枚数に頼らざるを得ません。

薬剤師としてまだまだ自己研鑽が必要だと思っている方は、一日のうち対物業務をどれくらい行わなければならないかということも視野に入れて薬局を選ぶ必要があります。

おすすめポイント③ 開設者が薬剤師で他店舗の薬剤師で働いている薬局

薬剤師が開設者でかつ薬局で業務にも携わっている場合、開設者は経営の仕事と薬局の業務をこなす必要があるためとても大変です。

そういった会社の他店舗については、ぶっちゃけ、開設者が細かいところまで目が届かない現状であることが多いです。

ということで、結果的に薬局の運営等のほとんどを任せてもらえるケースが多いです。

また、こういったケースの開設者の場合、経営と薬局運営に対して様々な責任とリスクを背負っているために、非常に深い知識を持ち、頼りになることも多いです。

おすすめポイント④ メインの処方せんの発行元医療機関が精神科以外

私の経験上、夜間休日の電話のほとんどが精神科患者でした。

中には夜中の1~3時に何度も何度も電話をしてくるような方もいました。

こういった方は、電話に出なければ何度も電話をかけてくるし、夜の電話は勘弁してと丁寧に話しても普通に次の日に電話してきます。

もし、ご家族をお持ちの方で精神科の処方箋をメインで受ける薬局で働こうと思ったら

こういったリスクがあることを家族と話し合ったうえで決めるべきです。

以前の薬局では精神科の患者さんも多く、夜間の電話で家族にたくさん迷惑をかけました。

自分だったら精神科をメインで受ける薬局には絶対に勤めません。

おすすめポイント⑤ メインの処方箋発行元の医師が協力的

一般名処方の処方箋がだいぶ増えていますね。

ただ、医師の中には、メインで受ける薬局に一般名処方の処方箋に対して「先発品で出せ」だの、「メーカーは○○の後発品を使え」だの言う医師が少なからず存在します。

そういったことはしなくても、自分のメリットがないと動かない医師や、薬局は俺が食わせてやってるんだと思っている医師もまだまだ多いです。

メインの処方箋発行元の医師がこういった医師であれば、先ほどの例で挙げた後発品使用割合に影響を及ぼすなど、薬局経営に大きな影響を与えるため、経営を維持するためにいろいろと戦略が必要になります。

医師に必要な薬局・人になるためにはどうしたらよいのかということを考え実行することは、ある意味勉強にはなります。

しかし、薬剤師としてのスキルを磨くという点についてはどうでしょうか?

メインの処方箋発行元の医師が協力的であれば、こういった面でもありがたいことが多いと思います。

では、どうやって医師の情報を得ればよいのか?

経験的に、患者さんからの評判は当てになりません

その病院に出入りしている卸さんやメーカーさんはよくよく分かっているとは思いますが、直接聞いても特定の取引先の悪口を言えないでしょうし、聴くのはスマートではありません。

特別に仲良くしているMSさんやMRさん経由でも、実際きちんとした情報はつかめないことが多いです。

その病院で働くスタッフさんはもっとよく分かっていると思いますが、勤め先のことを悪く言う人もどうでしょう。仲が良い人がいれば聞いてみるのもよいかもしれません。

新規の病院であれば、神のみぞ知るということでひたすら祈るしかないでしょうね。

おすすめポイント⑥ 処方せん受付1日平均30枚程度

処方の内容にも大きく左右されますが、枚数が増えることで薬歴の記載、薬の管理などの仕事量が増えます

経営的にはまだまだ処方せん枚数に頼るところは大きいですが、これからの薬局を考えると対人業務へのシフト(在宅への対応、医師やコメディカルとの連携など)に時間を使いスキルを磨くことが重要です。

処方せん受付枚数が多い薬局は対物業務が中心となると予想されるのでおすすめできませんが、逆に少なすぎても、経営的なプレッシャーがかかることになるのでおすすめできません。

処方内容によって大変さが大きく変わってきますが、1日平均30枚ぐらいがちょうどよい塩梅かと個人的には思います(^^)

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